Google Store で Google Pixel 7 Pro 購入時に下取りを申し込んだ顛末

 Google Store で Google Pixel 7 Pro 購入時に下取りを申し込んだ顛末

2022年10月7日に、 Google がフラグシップスマートフォンとして『Pixel 7 シリーズ』を発表しました。

日本国内では Google Store での購入時に申し込み可能な下取りにより、実質価格が『0円〜』として販売が行われていました。

この下取りを用いつつ Google Pixel 7 Pro の購入したので、その結果を記録として残します。


実質価格の内訳

2022年10月に実施された Google Store のキャンペーンでは、以下2つの施策により、実質価格が決定されていました。

  • 指定デバイスの下取り
    • 最大61,500円
    • 支払いクレジットカードへの返金処理扱い
    • 返金時にカード利用不可の場合は Google ストア クレジットの付与
  • 次回の Google ストアでの買い物に利用可能なクレジットの付与
    • デバイスによりクレジット額は異なる
    • クレジットは2023年10月6日までの有効期限

Pixel 7 購入案内
Google Store からの案内メールより引用

詳しくは当時の記事もご確認下さい。

    【参考
    「Pixel 7」の128GB、実質0円で購入するには? - ITmedia Mobile


この条件を表として記載したものが下記の通りです。

No.機種Google Pixel 7Google Pixel 7 Pro
1通常価格82,500円124,300円
2下取り最大金額61,500円61,500円
3Google ストア クレジット額21,000円35,000円
4実質価格
(No.1 - No.2 - No.3)
0円27,800円

変動する可能性があるのは、下取りによる払い戻しの最大金額となります。


下取りの対象デバイス

下取りの最大金額、61,500円となるデバイスは限られており、かつ、条件を満たす必要があります。

2022年10月のキャンペーンでは、下記デバイスが最大61,500円として設定されていました。

  • Pixel 4
  • Pixel 4 XL
  • Pixel 5
  • Pixel 6
  • Pixel 6 Pro
  • iPhone 11
  • iPhone 11 Pro
  • iPhone 12
  • iPhone 12 mini

これらのデバイスのうち、一定以上のデバイス状態である必要があります。

デバイス下取り時のチェック項目は下記のドキュメントに記載されているため、利用時はしっかりと確認することを推奨します。

なお、2022年7月に発売された Pixle 6a は割引対象外でした。

発売時期が近すぎるデバイスは、iPhone を含め対象外となるようです。


下取りの申し込み

Google Store での下取りの申し込みは、デバイスをカートに追加する画面で実施します。

その際に Google アカウントでのログインが必要となります。

Google Store 下取り申し込み
Google Store 購入ページより引用 (2022年11月17日時点)

下取りを申し込むか、スキップするまでカートに追加を行うことはできないため、見落とすことはないかと思います。

下取りを申し込むデバイスのメーカー、モデル、iPhone の場合は容量を選択します。

Google Store iPhone 11 下取り
Google Store 購入ページより引用 (2022年11月17日時点)
iPhone 11 64GB を選択した例

クーポンの利用

対象者は不明ですが、 Google Store からの案内メールにて 10% 引きのプロモーションコードが配信されました。

筆者は運良くなのか、何台も購入している常連だからなのかは分かりませんが、メールを受信していたので、活用することにしました。

Google Store 割引案内メール
Google Store からの案内メールより引用


支払総額

クーポンの利用を行うことで、支払金額が111,870円となりました。

Google Pixel 7 Pro 支払総額
購入確認メールより引用

また、この注文により、35,000円の Google ストア クレジットが付与されています。

下取りは注文の1つとして『下取りキット』として計上される見え方となりました。


本体の到着と下取りキットの受け取り

10月13日に注文を行い、当初の予定日よりも早い10月22日に本体は配送されました。

下取りキットは配送が同時ではなく、10月28日に最寄りの郵便局へ配送されました。

本体と異なり、下取りキットは 本人限定受取 特例型 として送付されるため、実物がいきなり届かず、郵便局からの到着通知書が送付されます。

受取時に本人確認として公的証明書が必要となりますので、通知書を確認して下さい。

通知書に記載の郵便窓口へ取りに行くか、本人への配達依頼を行うことが出来ます。

筆者は10月30日に最寄りの郵便局を訪れて直接受け取りを実施しました。


下取りキットの扱い方

受領した下取りキット

受け取った下取りキットです。

下取りキット 外観

写真のまま届いており、返送時もこのパッケージを再利用するので、丁寧に扱う必要があります。


内容物

以下が含まれておりました。

  • スマートフォンの下取り手順
  • 返送用ラベル
  • 密封用ステッカー

下取りキット 内容物


返送用のラベルには購入者の住所、氏名が印字されているため、下取りの送付に当たり一切記入する必要はありません。


下取りデバイスの格納場所

箱の中に折りたたまれている仕切りがあり、その一部がポケットになっています。

下取りキット ポケット

このポケットにデバイスを挟み込むように入れることで、輸送時の破損を防ぐ仕組みのようです。

下取りキット ポケット 拡大


下取りデバイスの封入

下取り対象のデバイスをポケット部分に差し込みます。

今回は下取りデバイスとして iPhone 11 64GB を指定しました。

下取りキット デバイス封入


下取りキットの梱包

ポケット部分を箱の内部に折り込みます。

ポケット部分が浮いた状態となることで、衝撃を緩和する構造となっています。

下取りキット 梱包


下取りキットの密封

密封用のステッカーを箱の開封部へ貼り付けることで、密封を行います。

下取りキット 密封


返送用ラベルの貼付

受領時のラベルを覆い隠すように返送用のラベルを貼付します。

下取りキット ラベル貼付


以上で下取りキットの送付準備が整いました。

このキットをポスト投函して、下取り対応は完了となります。


下取りの進行状況

10月31日の夜にポスト投函を行い、11月2日に送付先へ配送が行われました。

この後、手続きが進まない状態が続き、審査開始は11月13日に連絡が届きました。

そして、11月16日に審査が完了となりました。

Google ストア 下取り 結果


結果としては無事に最大金額での払い戻しとなりました。


購入から払い戻し確定までの流れ

購入から下取りの審査が完了して払い戻し額が確定するまでの流れを以下にまとめます。

  • 10月13日 : 購入および下取り申し込み
  • 10月22日 : デバイス本体の配送完了
  • 10月28日 : 下取りキットが最寄りの郵便局へ配送完了
  • 10月31日 : 下取りキットにデバイスを梱包してポスト投函
  • 11月2日 : 下取り審査先へ配送完了
  • 11月13日 : 審査開始連絡
  • 11月16日 : 審査完了連絡、払戻金額確定

今回は新機種販売キャンペーンということもあり申し込みが多いことで時間を要した可能性はありますが、審査先への送付完了から丸2週間を要しました。

Google ストアの返品ポリシーでは、商品到着から15日以内の手続き開始が必要ですが、実際に商品が到着してから下取りの審査完了までに、下取りキット受取までのロスを差し引いても3週間経過しているため、下取り金額で返品判断を行うことは難しい状況です。

下取りとして送付したデバイスの状態によっては受付されず、返送、もしくは、無償での回収となる場合もありますので、そのリスクを認識した上で利用することをオススメします。


おわりに

今回は Google ストアの下取りを活用する際に、実際の流れが記載されているブログなどが少なく不安があったので、どのような対応であったかを残すために執筆しました。

ここ数年は Google Store での下取りがやや手厚くなっていますが、2022年はかなりの手厚さで、日本市場における存在感を高めたい Google 側の意向を感じます。

通常の中古品買取店以上の価格となるため、高額な下取りが可能なデバイスをお持ちの方は、検討してみると良いかもしれません。

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