Nothing Phone (1) 開封&セットアップ

Nothing Phone (1) 開封&セットアップ

英 Nothing Technology が販売しているスマートフォン Nothing Phone (1) を購入しました。

特徴的な背面の通知ライト『Glyphインターフェース』を有するスマートフォンとなります。

開封状況、セットアップ状況をチェックしていきたいと思います。

スペック

価格、性能共にミドルハイクラスのデバイスとなり、全体的なスペックも比較的高いです。

項目内容
OSNothing OS
(Android 12)
※3年間のOSアップデート保証
※4年間の2ヶ月に1回のセキュリティパッチ保証
CPU (SoC)Snapdragon 778G+
8 コア, 6nm
RAM8GB ※12GB モデルあり
ストレージ128GB ※256GB モデルあり
画面6.55インチ 2400 x 1080, OLED
タッチ方式静電容量
Wi-FiWi-Fi 6 (802.11b/g/n/ac/ax)
Bluetooth5.2
モバイルNW対応
5G NR : n1/n3/n28/n41/n77/n78
FDD‑LTE : B1/B3/B8/B18/B19/B26/B28
TD-LTE : B41
WCDMA : B1/B6/B8/B19
GSM : 900/1800 
背面カメラ50MP : メインカメラ
50MP:超広角
前面カメラ16MP
生体認証ディスプレイ指紋認証
顔認証
位置情報GPS/AGPS/GLONASS/BDS/GALILEO/QZSS(みちびき)
SDカード非搭載
USBポートUSB Type-C (USB 2.0相当)
イヤホンジャック非搭載
電池4500mAh
サイズ159.2(H) x 75.8(W) x 8.3(D) mm
重量193.5g
その他IP53等級 (防塵/防滴)

【引用元】
Nothing Phone (1) - Nothing日本公式サイト – Nothing Japan


梱包箱

平たいパッケージでした。

Nothing Phone (1) パッケージ


開封

筆者はデバイス本体のパッケージでは初めて見たのですが、つまみを引っ張り外装を一周破り取るタイプの開封方法でした。

一度開けると、二度と箱として使うことはできない梱包です。

Nothing Phone (1)  開封方法

本体箱から引き出すようにして取り出します。

Nothing Phone (1)  開封引き出し

本体はプラ外装で包まれていました。



本体

正面

ドットで矢印が印字された傷防止用のフィルムが貼り付けられていました。

Nothing Phone (1)  本体外装


本体にはあらかじめ保護フィルムが貼り付けられています。

Nothing Phone (1)  本体保護フィルム


背面

背面は強化ガラス (Gorilla ガラス) を用いてシースルーで構成されており、若干の内部構造が見えるデザインです。

背面内部に通知用に約900個の LED が配置されており、本体設定にて点灯パターンを設定可能です。

カメラ部分は最近のスマートフォンと同様、飛び出しているので、専用のケースを取り付けることで保護することも検討した方が良いです。

Nothing Phone (1) 背面


側面

右側面です。電源ボタンがあります。

側面のラインがどことなく iPhone 4 〜 5S のデザインを思い出します。

Nothing Phone (1) 右側面


左側面です。 ボリュームボタンがあります。

カメラはそこそこ飛び出しているので、ケースを装着した方が安定します。

Nothing Phone (1) 左側面


上部です。マイク穴のみがあります。

Nothing Phone (1) 上部


下部です。SIM トレー、マイク、USB Type-C ポート、スピーカーがあります。

SIM トレーはSIM ピンを差し込むタイプです。

Nothing Phone (1) 下部


ソフトウェア状況

実際に起動を行い、ソフトウェア状態の確認を行いました。

起動画面

ドットフォントで NOTHING のロゴが表示されました。

Nothing Phone (1) 起動画面


初期セットアップの流れ

カスタマイズされたようこそ画面が表示されました。一部はしっかりとカスタマイズされています。

イギリスメーカーだからなのか、言語の初期値は ENGLISH (UNITED KINGDOM) でした。

Nothing Phone (1) 初期セットアップ 01

Nothing Phone (1) 初期セットアップ 02


日本語の場合、多くの文字が通常の日本語フォントで表示されてしまいますが、一部のアルファベットは、Nothing Phone オリジナルのドットフォントで表示されます。

Nothing Phone (1) 初期セットアップ 03

Nothing Phone (1) 初期セットアップ 04Nothing Phone (1) 初期セットアップ 05

Nothing Phone (1) 初期セットアップ 06Nothing Phone (1) 初期セットアップ 07

Nothing Phone (1) 初期セットアップ 08Nothing Phone (1) 初期セットアップ 09

Nothing Phone (1) 初期セットアップ 10Nothing Phone (1) 初期セットアップ 11

Nothing Phone (1) 初期セットアップ 11Nothing Phone (1) 初期セットアップ 12


ホーム画面

標準では1画面と左側に Google アプリがあるシンプルなホーム画面です。

Nothing Phone (1) ホーム画面 日本語

なお、本体言語を英語にすることで、日付と天気がドットフォントで表記されます。

ここは日本語だと文字数が多くて難しいと思いますが、ドットフォントは Nothing Phone らしさの部分なので少し残念ですね。

Nothing Phone (1) ホーム画面 英語


アプリ一覧とプリインストールアプリ

非常に限られたアプリのみがプリインストールされています。

カメラとレコーダーアプリの2つのみがオリジナルアプリであり、他は Google 標準アプリが搭載されています。

Nothing Phone (1) プリインストールアプリ


設定メニュー

Samsung や Xiaomi 、 OPPO のようなカスタマイズはされておらず、特徴的なものとして背面の LED パターンを設定する『Glyph Interface』がある内容となっています。

Nothing Phone (1)  設定メニュー


デバイスバージョン情報

Android OS をカスタマイズした独自の Nothing OS は、購入時点で「1.0.2」が適用されていました。

また、Android セキュリティパッチは「2022年5月1日」が適用されていました。

Nothing Phone (1) ソフトウェア情報 01Nothing Phone (1) ソフトウェア情報 02


アップデートが提供されており、自動的に検出されました。

Nothing Phone (1)  アップデート情報


2022年11月29日に公開されたものとのことです。

Nothing OS just got smoother. Update to version 1.1.7 today. – Nothing Japan


アップデート後、Nothing OS は 1.1.7 、セキュリティパッチは 2022年11月1日 となりました。
多くの Android デバイスは公開されたパッチを順番に当てていく必要があるのですが、 Nothing OS はロールアップで適用されるように公開しているようです。

Nothing Phone (1) アップデート後 01Nothing Phone (1) アップデート後 02


ベンチマーク

SoC は2021年に発表された Snapdragon 778G+ を採用しているため、比較的パフォーマンスは高いです。

スマートフォン向けとしてメジャーなベンチマークアプリである、Geekbench 5 と、Antutu v9 を用いたベンチマーク結果を下記に掲載しています。


Geekbench 5

Nothing Phone (1) Geekbench 5


  • Single-Core Score : 812
  • Multi-Core Score : 3010


Antutu v9 (v9.4.4)

Nothing Phone (1) Antutu v9


  • CPU : 164239
  • GPU : 175988
  • MEM : 103972
  • UX : 128225
  • Total : 572424

ベンチマーク総評

かなりパフォーマンスは高いです。

参考として、Qualcomm 社のローエンド向け SoC Snapdragon 480 5G を搭載した Xperia Ace III A203SO のベンチマーク結果は下記の通りです。


Geekbench 5

  • Single-Core Score : 510
  • Multi-Core Score : 1625

Antutu v9 (v9.4.4, 3D Lite)

  • CPU : 98279
  • GPU : 88840
  • MEM : 61358
  • UX : 71945
  • Total : 298222

体感としても、特に不自由を感じないため、ハイスペックゲーム以外の用途であれば、十分な性能があると思います。

ベンチマークスコアとしては、2018年頃のハイエンド Snapdragon 855 辺りと同程度となるため、かなりのパフォーマンスがあることが分かります。


おわりに

Nothing Phone (1) は発売当時から興味があり、特徴的な見た目もあることから、2023年最初に購入するスマートフォンとして選択しました。

新興スマホメーカーであるため、4年間のサポートに耐えることができるかなど不安な部分はありますが、特徴的な背面のシースルー構造や LED ライトなど、他社には見られない特色があるため、是非続いてほしいです。

個人的には、通常利用している機種が Google Pixel シリーズであることから、Android 標準から設定画面などが大きくカスタマイズされているメーカーのデバイスは使いづらいため、シンプルな内容のスマートフォンが好みです。

途中にも書きましたが、OS 言語を日本語にした場合のフォントが Nothing OS らしさを損ねているため、日本語フォントの対応や、タイトルだけ英語にする設定等があればうれしいなと思いました。

2023年の早い時期に Android 13 をベースとした Nothing OS 1.5 が提供予定であるため、楽しみに待ちたいと思います。




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