Workspace ONEにデバイスを加入してみる(Windows編)

実際にWorkspace ONE UEMへデバイスの加入を行ってみたいと思います。

この記事では、Windowsで加入を行います。

今回は通常の方法での加入を行っていきます。

事前準備

デバイスを加入させるにあたり必要な準備を事前に行います。

デバイスが下記条件を満たしていること

  • Microsoft社によるサポート期間内のWindows 10バージョン、Windows 11がインストールされている
  • デバイスで通常のセットアップが完了している
  • デバイスの管理者権限アカウントが付与されている

UEMで以下の準備が完了していること

  • 加入するユーザーアカウントを作成している

今回は仮想マシンを用いて加入を行います。

  • 仮想化製品:VMware Fusion 12
  • Windows 10 Pro 21H1

加入開始

スクリーンショットとともに、実際の加入の流れを紹介します。

表示される画面はOSバージョンなどにより異なるため一例です。

1. 下記URLをWebブラウザで開き[Download Hub for Windows 10]を選択

2. ダウンロードしたインストーラーを実行して[Next]を選択

3. 利用許諾を確認して[I accept for terms in the License Agreement]を選択

4. [Next]を選択

5. [Install]を選択

※UACが表示された場合は[はい]を選択

6. インストールが成功したことを確認して[Finish]を選択

7. 数分後、自動的にIntelligent Hubが起動する
[サーバ]にUEMのMDM加入FQDNを入力
8. [グループID]にUEMの加入先組織グループに設定したグループIDを入力、[次へ]を選択

9. UEMへ加入を行うユーザーIDとパスワードを入力

10. 内容の確認を行い[同意します]または[今はしない]を選択

11. 加入が完了したことを確認して[完了]を選択

12. UEMへ加入する際に指定したユーザー情報が表示される

加入状態の確認

UEMへ加入されたデバイスの状態を確認していきます。

まずはスタートメニューです。
加入に伴い[Workspace ONE Intelligent Hub]と[Workspace ONE Notifier]が追加されました。
アプリ配信を実施した場合はインストールされたアプリもスタートメニューに追加されていきます。
スタートメニューの表示

タスクトレイには、Workspace ONE Intelligent Hubが常駐していました。
タスクトレイの表示

サービスとして、以下の3つが登録され、すべて自動起動に設定されていました。
  • AirwatchService
  • VMware Digital Experience Telemetry
  • VMware Hub Health Monitoring Service
AirwatchService
AirwatchService

VMware Digital Experience Telemetry

VMware Hub Health Monitoring Service

最後に

今回はWindows 10デバイスでの加入を実施していきました。
UEMで設定をすることで、このデバイスに対して機能制限やパスコード設定、アプリの自動配信を行うことが出来ます。
デバイスの制御については、今後別の記事として記載したいと思います。

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