訳あり激安タブレット EGBOK P803 を Workspace ONE UEM に加入してみる

訳あり激安タブレット EGBOK P803 を Workspace ONE UEM に加入してみる

6/17 より、中古スマートフォン等の取り扱い店、イオシスさんにて、 未使用品業務用タブレット EGBOK P803 が税込み6,980円で販売開始されました。

このタブレット、箱に企業ロゴがプリントされていますが、とある企業のフードデリバリーサービスにて利用される予定だったもののようです。
しかし、2022年5月に日本市場から撤退したため、未使用のタブレットが中古品取扱店のイオシスさんへと流れたようです。

Android 11 を搭載した Google Play 対応製品とのことで、Android Enterprise に対応してたら格安の検証タブレットに出来るのでは?ということで、実際に購入してみました。

外観

化粧箱です。某フードデリバリーのロゴが印字されています。


本体背面です。特に某フードデリバリーのロゴは印字されていません。


スペック

本体スペックは下記の通りです。マニュアル記載と実機確認内容を併せて記載しています

項目内容
OSAndroid 11
CPUUnisoc SC9863A (1.6GHz+1.2GHz(オクタコア), 2018年11月発表, 28nm)
RAM3GB
※ショップ見解では 2GB とのことですが、
 購入した機種はシステム上で 3GB と表示
ストレージ32GB (eMMC)
画面8インチ 800x1280 HD
タッチ方式静電容量
Wi-Fi802.11 b/g/n (2.4GHz のみ)
モバイル4G対応、nanoSIM x2
GPS対応
背面カメラ800万画素
前面カメラ500万画素
SDカード対応、1枚 ※SIM2スロットと排他利用
USBポートUSB Type-C 2.0
イヤホンジャックあり、3.5mm
電池4000mAh
サイズ127.8(W) x 208.0 (H) x10.0 (D) mm
その他指紋センサーなし
簡素な顔認証あり

まずは通常セットアップ

通常セットアップを実施してみました。


特にプリインストールアプリも多くなく、とてもシンプルな状況です。
なお、電話アプリがありますが、実際にはモバイル回線の音声サービスは利用できませんでした。



設定アプリ内です。


見慣れない設定として、本体を自動シャットダウン、自動起動させるものがありました。



タブレット情報では、RAMは 3.0 GB と表示されています。



Workspace ONE UEM へ加入

Work管理対象としてセットアップするために、QRコード加入を実施してみます。

今回はシステムアプリの削除としてセットアップを行い、前後の状態を比較してみます。



QRコードリーダーは問題なく呼び出されました。



以降、他の機器と変わらない表示、操作で、セットアップが行えました。


ホーム画面の表示です。
システムアプリの削除に伴い、一部アプリがなくなっています。

アプリ一覧です。
他の機器とそれほど変わらず、最低限のアプリのみが残っています。


Hubアプリの画面です。
ここの表示のみ、機種名が incar P803 と表示されていました。
ODMまたはOEM元の表示と思われます。

Workspace ONE UEM コンソール画面です。
シリアル番号はマスクしていますが、しっかりと箱、本体ラベルと一致した情報が報告されていました。


管理上、特に問題となる動きはありませんでした。

デバイスワイプも問題なく実施出来ています。

おわりに

非常に安価でしたが、EMM の検証用途としては全く問題なく利用出来ました。

注意点として、販路の都合的にパッチ配信は全く期待できません。

そこを割り切りつつ、安価な『おもちゃ』として利用するには、価格的にはちょうど良いものだと思いました。

コメント

このブログの人気の投稿

Mac 上の Boot Camp Windows 環境を VMware Fusion へインポートしてみる

【自宅ラボ】vSphere の USB NIC を自動認識させてみる

Androidデバイスの画面をリアルタイムで投影する方法

【自宅ラボ】VCSA のリストアを実施してみる (vSphere 8)