Y!mobile AQUOS wish2 A204SH で eSIM をセットアップしてみる
Y!mobile AQUOS wish2 A204SH で eSIM をセットアップしてみる
AQUOS wish2 を eSIMセットとして購入したため、eSIM のセットアップを実施していきます。
eSIMセットアップの種類
Y!mobileでは eSIM セットアップ方法として以下の2つの方式があります。
- 専用アプリからの手続き
- OSネイティブ機能でQRコードを読み取り
- 専用QRコードの発行手続きが別途必要
なお、QRコード方式ですが、Y!mobileでは1回限りの専用QRコードを用いる方式のため、キャリア側へ EID を登録する必要はありません。
QRコード方式は他社でも共通の方式であるため、今回は Y!mobile 独自の専用アプリを利用したセットアップを実施していきます。
AQUOS wish2 における eSIM
AQUOS wish2 では、オンラインでの新規・機種変更をeSIMで実施した場合、5Gスタンドアローンとして提供されます。
製品ページ > スペック > ※1 説明内リンク
5G スタンドアローンとはいえ、5G が圏外のエリア、もしくは、5G エリアであってもバックグラウンドの設備が4Gの場合は、フォールバックされてノンスタンドアローン (NSA) と同等の動作となります。
ですので、通常の利用範囲ではそれほど意識する必要はありませんが、基地局ベースの位置情報制度が落ちるなど若干の注意点もあります。
必要な準備
専用アプリでの eSIM セットアップでは下記が必要となります。
- Wi-Fi ネットワーク等のインターネット接続が可能な環境
- 専用アプリのダウンロード、eSIMのダウンロードに利用
- 16桁のWEB受注番号
- 注文時に指定したメールアドレスで受信したメールの閲覧環境
- SIMロック解除された端末
- Y!mobile販売機種はSIMロック解除は必須ではありません
- セットアップの実施時刻が 9:00〜20:30 であること
- 時間外の場合はセットアップが継続できません
eSIM のセットアップ
専用アプリのダウンロード
eSIM のセットアップを実施するデバイスで Google Play Store から『Y!mobile eSIM簡単開通』アプリをインストールします。
インストール完了後、アプリを起動します。
専用アプリでのセットアップ
セットアップを開始するため『はじめる』をタップ
eSIM を利用するデバイスで実施していることを確認して『この端末でeSIMを利用する』をタップ
表示される利用規約に同意して『上記に同意する』にチェックを付与して『次へ進む』をタップ
SIMロック解除確認では、『解除されています』を選択して、『次へ進む』をタップ
デバイスの下記についてのチェックが自動で行われます。
- eSIM対応端末か
- Wi-Fiに接続しているか
- 10MB以上の空き容量があるか
- 25%以上のバッテリー残量があるか
注文受け付けメールに記載されているWEB受注番号と、申込時に指定したメールアドレスの入力を行い、『メールで受け取る』または『自動音声通話で受け取る』のいずれかをタップ
なお、WEB受注番号の3桁目ですが、私の場合はアルファベット大文字の『O』でした。
サンプルでも同様なので多くの場合でそうだと思われますが、『O』のすぐ後ろに数字の『0』が並んでおり、見分けづらい状況でした。
よく確認して入力してください。
なお、今回は『メールで受け取る』を選択しました。
入力内容が正しければワンタイムパスワードの入力画面に変わるため、メールまたは電話で通知された6桁の番号を入力
数字が正しければ自動で画面が遷移します。
開始時刻が時間内であることを確認して『設定を始める』をタップ
ポップアップが表示されるので『OK』をタップ
eSIMの準備が行われます。まだこの時点では eSIM のセットアップは完了していません。
通知として『SIM 2 がプロビジョニングされていません』と表示されていますが、手続きを進めていきます。
『設定を始める』をタップ
eSIM への回線切り替え手続きを行います。
今回はMNPですが、この操作を持って転出もとキャリア側で解約手続きが行われます。
『回線を切り替えて利用を開始する』をタップ
接続テスト画面に遷移します。
15分程度待機します。
この15分の間に、転出元キャリアからの解約通知と、Y!mobileからの手続き完了通知のメールを受信しました。
Y!mobileからの手続き完了通知のメール後、プロビジョニングに関する通知が自動で消えました。
さて、15分経過しても、一向にアンテナピクトに変化がありませんでした。
どうしたものか、もしや5Gエリア外なのではないか、と思ったのですが、どうやら仕様として正しいようです。
『eSIMの接続テストを始める』をタップして画面を進めます。
端末の再起動が求められます。端末を手動で再起動して、改めて『Y!mobile eSIM簡単開通アプリ』を起動します。
再起動後、アンテナピクトが無事に立ちました。
アプリ一覧から『eSIM開通』アプリアイコンをタップ
再びeSIM設定前の準備が自動で行われます。
完了後、『次へ進む』をタップ
改めて『eSIMの接続テストを始める』をタップ
接続テストが自動で行われます。
完了するまで少しの間待機します。
『設定を完了する』をタップ
セットアップ完了のお知らせが表示されます。『OK』をタップすると、このアプリの初回画面に戻ります。
また、このアプリは設定のみで使用するため、以降は不要であるためアンインストールをしても問題ありません。
おわりに
OSネイティブのQRコード読み取り方式では、Web上でQRコードの発行を行い、デバイスそれぞれの画面で設定が必要となります。
対して独自アプリでは基本的にこのアプリ内でほぼ完結するため、eSIMの操作にそれほど慣れていない人でも比較的簡単に操作できると思いました。
また、機種によらずすべて同等の画面で表示されることも、サポートコストを考えるとわかりやすくてよいのでは無いかと思います。
今回は独自アプリにてセットアップを行いましたが、海外では eSIM がプリペイド方式としても提供されているそうなので、通信量を抑える為に購入してセットアップを行う使い方も出来ます。
その練習としてQRコード読み取り方式を実施しておくのもよいかもしれません。
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